長崎旅行について その1・出発編
8月に長崎旅行をした。
旅行は、このブログのテーマの「なんか良かった」どころではなく、テンションの高い「良かったー!!」の部類だけど、せっかくの旅行だし、おでかけの良かったとして、ゆるくまとめることにした。
写真も、失敗作を含めて300枚くらい撮っていたので、どんどん載せていこうと思う。
事の発端は、8月3日金曜日。
6月にあった人事異動で今の仕事にやっと慣れてきつつも、思うところがいろいろあり、ストレスまみれの毎日にしおしおしていたところ、母から掛けられた
「あなたはいつも仕事一辺倒であまり息抜きをしていないじゃない。若いのだからどんどん旅行でもなんでもすればいいのに、もったいない!」
の言葉がきっかけだった。
その言葉を聞きピーンときたのか、一気にわたしの旅行スイッチが入った。
「じゃあ一緒に旅行しよう!お盆は混むし高いから、お盆明けにしよう!前後に有給も取りたいから忙しくない8月のうちが良いな!18、19日と25、26日どっちが良い!?」
割と腰が重く、でも「これだ!」と決まるとガッと行く性質に、今年の思いついたらやってみたりする誓いで勢いがついて、半ば強引に、旅行が決定したのだった。
行き先は、それぞれ旅行会社から持ち帰ってきたパンフレットを見ながら、どこにしようかと母と相談した。
初めは、少しでも涼しいところが良いね、と北海道や東北地方を考えていたが、パンフレットを眺めているうちに、厳島神社、伊勢神宮、良いね…と西日本に傾き、しまいには、なんか長崎すごく良くない!?と南のほうに着地したのだった。
出発予定日としていた25日土曜日の早い時間の飛行機が全便満席だった為、前日24日金曜日の最終便で出発することにした。
この頃は台風が次々と来ていて、果たして欠航することなく無事飛行機は飛ぶことができるのか、毎日ANAのホームページを見てどきどきしていたが、当日は強い風が吹きつつも、欠航は免れた。
良かった、飛んでる飛んでる。
日も暮れ始めて、空が良い感じに。
どの飛行機に乗るんだろう…!
キリンがいっぱい。
シルエットがかっこいい。
写真からは全然わからないけど、この日はとにかく風がすごかった。
暮れ始める空と月。この日は満月の二日前。
19:15発の便に搭乗予定が、前日までの台風の影響か、使用機の到着遅れで結局20時頃の出発となり、長崎空港へついたのが22時頃。
長崎市内へ向かうシャトルバスはもうすでに最終時間が過ぎており「これに乗れなかったら(満席になったら)もうあとは無いよ~」と、内容とは裏腹にのんびりとしゃべる運転手さんの言葉にドキドキハラハラしつつも、無事、バスに乗り込むことができた。
ホテルに着いたらのんびりする暇もなく、お風呂に入って就寝。
明日は早起きをして、ペンギン水族館と、長崎市内をぐるりと回る予定。
夜が明けてきました。
AM6時ちょっと前。
AM7時すぎ。日に透ける葉っぱ大好きです。
とてもよく晴れてる!しかし暑そう~!
その2・ペンギン水族館編 につづきます。
突然山に登ったことについて
今年の5月、突然山に登った。
2016年の初夏あたりから続いていた人生のトンネル期から、やっと出口の光が見え始めたころ。
それでもまだまだ道に迷いつつもどうにか現状打破をしたくて、今年の初めに決めた「思いついたことをやってみたりしよう」というちょっとふわっとした指針に従い、自分で思いついたことや、人から聞いて気になったいろんなことをやってみたりしていた。
「大自然の中に身を置くと、とても癒されて、良いインスピレーションを得られる」
今年いちばんの出会いを果たした尊敬する先生(厳密には違いますが、ここでは愛をこめてこのような通称とします)からそう教わり、さっそく「大自然行きてー!」とテンションが高まっていた。
先生からは関東圏の滝などをお勧めされていたが、まずは手始めに都内の大きな公園かなぁとハードルを低くして調べてみたが、なんだかピンとこない…。
どこがいいのかなぁ…とぼんやりしていたら、ちょうど以前参加したカメラ教室からメルマガが届いた。
特に参加する予定はないが、なんとなく講座一覧を眺めていると、とてもきれいな渓谷の写真が目に入った。
場所は、御岳渓谷。
なんだか気になって調べてみると、青梅線の御岳駅からすぐだった。
同時に紹介されていた御岳山も、駅からケーブルカーまでバスが出ていたので、免許は持っていても車が運転できない公共交通機関ユーザーの自分にとって、これは良いぞ!と御岳行きを決めた。
誰かを誘って行こうか、と思ったけど、急だったし、なんとなくひとりで行くことにした。
決行は翌日の土曜日。
今年は思いついたことをすぐやってみたりするのだ。
当日、早起きをして早めに行くことにした。
ひとりで行くし、せっかく大自然の中に行くのだから、人がたくさんは避けたいな~と思い、早朝なら人が少ないのでは?との予想から、そうしてみた。
前日に買っておいた朝食用の甘いパンと、スープを飲むためにケトルを部屋に持ち込んで、部屋でゴソゴソ支度をしていると、なんだかいけないこと、いたずらをしているみたいで、すごくわくわくした。
まだ日も昇っていない薄暗い部屋でお湯を沸かしていたら、父とうちのねこが心配そうに部屋を覗いていて「なんかすごい音(ケトルでお湯が沸く音)がするけど大丈夫か」と言われてしまった。
休みの日の早朝だし電車空いているかなーと思っていたが、普通に人出があった。
六時半にもなると、勤め人と、登山ぽい人たちでいっぱいだった。
御岳駅に着いて、20分後にバスに乗る予定だったが、ちょうど出発しそうなバスの姿があった。
後ろには後続バスを待つ行列が見えたので、さっと乗り込んだが、やはり登山客でぎゅうぎゅうだった。
バス停を降りて、ケーブルカーの駅までの坂道がとっても急で、すぐに息切れしてしまう。
なんとか坂を登っていると、木々の中に赤い線路が見えてきた。
一本前のケーブルカーが出たばっかりだったので、ほぼ先頭に並んで、窓側の席に座ることができた。
御岳山駅を目指して、滝本駅を出発!
みどり色でつるっとしてて、かっこいいMITAKE TOZAN RAILWAY
出発してからすぐくらいに「スカイツリーより高い標高を走ってまーす!」とアナウンスされて、すごかった。
斜面をぐんぐん登ってあっという間に、御岳山駅に到着。
景色のよい広場に感動して、わぁ~っと眺めてたら、蜂がぶんぶんと飛んでいてこわかったので、そのまますぐに山頂の武蔵御岳神社を目指すことにした。
おっ、おひとり様仲間が居るぞ~と思いながらどんどん進む。
もうこの時点で折り返してくる老夫婦とすれ違ったりしたが、いったい彼らは何時に来ているんだろう…。
途中、山道を抜けて、民家や宿泊施設のある普通の道を歩いたが、こちらも急こう配の坂があり、すごいハアハアゼエゼエした。
あ、あの老夫婦もここを通ったのか…!?
よくわからないけど、途中にあったなんかかわいい看板(体を傾けて写真撮ろうとしているしましまが写ってる…)
せっかくだから男坂を…と果敢に挑戦してみたものの、本当にきつい!!
けっこう歩くのが好きなので、体力はまあまああるほうだと思っていたが、息が上がってしまい階段の途中のベンチでたまらず一休みしたほどだ。
山頂への階段を登りきって武蔵御岳神社にたどり着いたころには汗だくだった。
お参りをして、自分と家族の分のお守りを授かって、まわりを散策していると、だんだん人気が出てきて、さっきは空いていた社務所も混んでいた。
ベンチで一休みしてから、今度は女坂から下ることに。
誰もいなくて、思う存分に写真を撮った。
女坂といっても、やっぱり傾斜はきつかった。
リアル空気遠近法だ!
蜂が飛んでいた広場に戻り、特にすることもなかったので、御岳駅に戻ることに。
帰りのケーブルカーは同乗者が誰もいなくて独り占めだった。
運転手さんと2人っきりでちょっと気まずかったけど、せっかくだから先頭に座ってみる。
なんか世界の車窓からっぽくて、お気に入りの写真。
ふもとの滝本駅では、ケーブルカー待ちの人が3列でたくさん並んでいて、1人ケーブルカーから降りるときはなんだか大注目で、すこしそわそわした。
こんなに人出があるのであれば、やはり早く来て正解だった。
朝、少ししか食べなかったせいかお腹が空いてきたので、たまには思い切って贅沢を、と思い立って、立川でお肉を食べることにした。
(空腹とお肉に気を取られて、御岳渓谷はバスからチラ見しただけにしてしまった)
「立川 ランチ おすすめ 肉」で調べてピンときた、牛肉100%のハンバーグ屋さん。
おいし~~~~と幸せをかみしめて、夢中で食べたので、写真はもちろん撮り忘れてしまった。
お昼過ぎに帰宅して、昼寝をしたりゲームをしたりして、早くにお風呂入って、明日は筋肉痛かなぁ…と思いながら、早々に眠る良い1日だった。