良かった一期一会
ホテルの朝食に出てくるようなオムレツを作る練習をしています。 混ぜ方が甘かったり火が強すぎたりと、なかなかうまくいかない…。 難しいなぁ…と意気消沈した帰り道。 ふと空を見上げたら、三日月よりちょっとふっくらしたお月様が、まるでオムレツのようで…
気がついたらカレンダーは6月、そして今日はもう9日で、いつのまにか関東甲信は梅雨入りをしている。 つい先日までは、相変わらず元気もやる気もあまり出ないまま、とにかく眠くて眠くて、エネルギー消耗を最小限に抑える省電力モードのように、日々を過ご…
今日、混んだ車内から駅に降りるとき、通りますの意味で会釈をしながら人の間を通ろうとしたら、ふとこちらを向いて立っていた外国人紳士と目が合った。 彼は、彼の向かいに立っていた女性−おそらく彼の奥さんを優しくエスコートしながらさりげなく道を譲っ…
ひさしぶりに5:30に起きた。 部屋を暗いままにしておくと二度寝をしてしまいそうだったので、シャッターを開けるとまるで冷蔵庫の中みたいなひんやりとした空気が部屋に入ってくる。 寒!と思いながらも、まだ暗い空にたくさんの星と、中でもひときわ光を放…
ひさしぶりに、街ですれ違った良かったを発表します。 おそらく孫であろう男児をだっこしたおじいさんが、信号の向こうに目線をやって「あっほら、おばあちゃんだよ~」と孫にすごく嬉しそうに話しかけたら、その孫も本当に嬉しそうに「ピャ~!」っと笑って…
この世の中に、それはもうたくさんあって、今この瞬間も生み出され続ける、星の数ほどの「本」。 その中で「運命の一冊」といえる本との出会い。 かなり大げさな書き出しになったが、この記事のタイトルの通り、自分の人生を変えた本のことを書きたいと思う…
今日は雨が降っている。 ザーザーではないけど、しとしとと濡れる雨。 薄着をしてずいぶん寒い思いをした昨日の反省を活かして十分厚着をして来たけど、寒い。 今日はおいしいホットケーキを食べるため、妹ともうひとりの妹のような存在のちゃんと、駅で待ち…
ある夜の帰宅中、スーツ姿でメガネをかけた痩せたお兄さんがバンザイをしながらスーパーから出てきたところに遭遇した。 彼はひとりで「やったぜぇ!やったぜえ!」と、笑顔を浮かべて控えめな声で何回も喜んでいた。 見た限りでは控えめそうな彼を、あそこ…
約束の時間より早く着きすぎたので、駅前でぼーっとしていた。 するとスーツ姿の女性二人組が向こうから歩いてきて、駅を目にすると、そのうちの若い女性が元気よく 「なんかよくわからないけど、駅に着きましたね!!」 と嬉しそうに言った。 すると連れの…
雨あがりの道を歩いていたときのこと。 見渡す限りは特に何もない平坦な道を歩いていたら、突然地面が沈んで、派手に水がかかり足元がびっしょりと濡れてしまった。 何事もなかったように平静を装いながら歩き続けたが、頭の中は「!?!?!?」でいっぱい…
ワクチン接種の日、うちのねこが入ったペットキャリーバッグ(合計5kg程)を両手で抱えこんでよたよた運んでいたら、バッグに掛かけていたストールが強風であおられ、わたしの顔にブワッとかぶさった。 ふき続ける向かい風、前が見えず、両手もふさがってい…
両手が塞がった状態での通話で、頬と肩で電話を挟む従来のスタイルじゃなくて、首を傾けて頬の上にスマホを乗せて電話している人がいて、なんか新しかった。 発想が柔軟だな…。 そう思って家でやってみたら、かなり上半身を傾けなければならず、結構難しかっ…
めったにお目にかかれないが、やはり電車は見逃せないなんか良いに出会う。 「お家の中ではさ、ワイファーしてるからさ!減んないのよ!」 「ワイファー?」 「そうワイファーよ!」 という、初老の女性たちの会話を、ありがたく聞いている。
会話の最中、とつぜんある単語が笑いのツボに入ることがある。 この前、整理整頓の話を聞いている時に、相手の「粉のコーナー」という決して狙ったわけではない発言がとても気に入った。 やけにじわじわとくるので、話を遮らないように、かつ何回も話の途中…
わたしは母国語しか話せない。 なので、二か国語以上を話せるひとの世界がまったく想像できず、ふしぎでいっぱいだ。 最近、中国籍の子と親しくする機会があり、彼女は長く日本に住んでいて日本語がペラペラなので、まったく不自由なくおしゃべりや仕事をし…
花柄の巨大なてるてる坊主が向こうから歩いて来た。 よくみると、ピンクの花柄レインコートのフードを目深に被って、フードの紐を限界までぎゅっと絞って、両目だけを覗かせているお姉さん(?)だった。 レインコートの裾がふわふわのフレアになっていて、…
教養本を買うときは、必ずレビューを読んでから購入を検討している。 とある哲学の本のレビューを読んでいたら 「僕はこれを読むと寝つきが良くなり、良く眠れます。だからいつも枕元に置いてある一冊」 と、他の人とは明らかに違う切り口のレビューがあって…
駅で、ウルトラマンのポスターを見ていた小さい男の子の反応が最高だった。 「うわあぁ…ウルトラマンだよ〜!なり…たい…☺️💖」 と、うっとりしていて、朝からとても良いものを見た。
今日は存分に寝坊しようと決めていた。 だけど、うちの猫が廊下をシャカシャカシャカ!!と元気に走る音と、ドアの外で「入りたい!」と鳴く声がして、目が覚めたのが朝7時。 ぼんやりとしながらドアを開けたら、猫は部屋の中を少しだけ覗くと、すぐにくるり…
カレーがとても好きだ。 食堂のメニューにカレーがあると、つい食べてしまう。 その時もお昼の食堂でポークカレーを食べていたら、一緒に食べている人が 「うち今日の夕飯はカレーだから、カレーはやめておいたよ」 と言ったので、 「ふーん、私は昼カレーで…
電車や駅のホームで遭遇する良さがある。 ホームに並んで電車を待ちながら「もう赤ん坊って存在がさ!!かわいくてしょうがないの!!!」と同僚に力説してる男の人。 電車を降りる間際に「俺の子ですから!お調子者なんですよ、じゃっ!」って笑いながら去…
砂糖の入った容器のフタを開けっぱなしにしたとき。 溶けたアイスがテーブルにぽたりと垂れたとき。 なめていたアメを、ふと床に転がしてしまったとき。 決まって言われた言葉があった。 「それ、きちんと片付けないとアリが来るよ」 それを聞いて、幼心に「…
長いスカートが好きだ。 小さい頃、学芸会の衣装で、母のロングプリーツスカートを履いたとき、とても嬉しかった。 サテン生地のサラサラした肌触りの良いロングプリーツスカート。 風でスカートが広がるように、無駄にクルクルと回ったりした。 近年はロン…
食堂でごはんを食べていたら、すぐ近くの窓にカラスがやってきた。 すごいでかいやつで、カ、カ、カって短く鳴いたあと、口を開けっぱなしで固まったままあたりの様子を伺ってて、かわいかった。 羽がいろんな色にギラギラしてた。 カラス、とても興味がある…
職場のエレベーターホールがやけに広い。 扉が向かい合わせで3つずつあって、端っこの1号機付近のボタンを押したら、対角線状の6号機エレベーターが開くときはけっこう焦る。 ぼーっとしているとすぐに開いた扉が閉まってしまう。 ある時、やっぱりボタンを…
父から突然「動画撮ったんだけど、送れた?」とラインが来た。 えっなに珍しい!と見てみるが、何も送られてきていない。 とても気になったので、ここをこうやってこう送るんだよーと説明をしたら、すぐに「どお?」と同じ内容の動画が2つおくられてきた。 …
最寄りの沿線のとある駅で、茄子を栽培しているらしい。 もう何十年もこの沿線を使っているのに、初めて気がついた。 駅のホームの一部が花壇になっていて、雑草が生い茂っている箇所もあれば、整地をして何かを育てている箇所もある。 なぜ茄子だけ気がつい…
道ばたでおじいさんとおばさんが立ち話をしてて、おばさんが「ねえぇ、ドヤ顔ってどんな顔なの?」と聞いていて良かった… すれ違ってからひそかにドヤ顔してみた。
金縛りは動けないしくるしいしこわいからなりたくない。 でも一回だけ、ねこが首元にきてスリーってしていく金縛りがあったので、それは良かった。
朝、駅前で、揚げものが筋トレしている絵のTシャツを着ているおじさんとすれ違い、目を奪われた。 なんだあの気になるTシャツは…と思いながら出勤。 なんと次の日も今度は駅のホームで、揚げものがバスケをしている(しかもダンクを決めてる)Tシャツを着…