街ですれ違った良かったについて
ひさしぶりに、街ですれ違った良かったを発表します。
おそらく孫であろう男児をだっこしたおじいさんが、信号の向こうに目線をやって「あっほら、おばあちゃんだよ~」と孫にすごく嬉しそうに話しかけたら、その孫も本当に嬉しそうに「ピャ~!」っと笑っていて、すごい良かった。
若い男の子がテンション高く「じゃあ彼氏の前でも踊っちゃうの!?」と問いかけ、若い女の子は落ち着いたトーンで「踊るよ~歌って踊るしカーニバルだよ」と答えているところに遭遇して、なんか良かった。
終電近くの改札のそばでは、別れを惜しむ人たちがたくさん見られてとても良い。
今生の別れなのか?、ってくらいに別れを惜しんでいる人たちや、酔っぱらいのおじちゃんとかは満面の笑みを交わしながら、すぐに握手したり抱擁したりする。
カップルは改札の外で1回目の別れを惜しみ、片方がやっと改札内に入ってもまた柵を隔ててから2回目の別れを惜しみ、ホームに向かう途中に何度も振り返っては3回目の別れを惜しみ。
みんな仲良しなんだな。
それらを眺めている自分たちも、実は別れを惜しみながら別れを惜しむ人たちをずっと眺めていたりするのだ。