2017年3月26日 日曜日の日記について
今日は雨が降っている。
ザーザーではないけど、しとしとと濡れる雨。
薄着をしてずいぶん寒い思いをした昨日の反省を活かして十分厚着をして来たけど、寒い。
今日はおいしいホットケーキを食べるため、妹ともうひとりの妹のような存在の🌸ちゃんと、駅で待ち合わせをして、目的地の喫茶店まで雨の中、傘をさして3人で歩く。
途中で現れた秀和レジデンスにうっとりしながら、目的地に到着。
昔ながらの喫茶店!という感じの置き看板にテンションがあがりつつ、中ではお店の人とお客さんが親しげに話していて、かなり地域密着な感じがした。
古いのか新しいのか、よくわからない内装。
小さい4人がけのテーブルに通される。
他の人たちのテーブルを覗き見しながら会議の結果、ホットケーキふたつ、個々に飲み物を頼むことにした。
わたしは飲み物に、あったかいウィンナーコーヒーを。
わたしたちがホットケーキを頼むと、カウンターの向こうでじっと座っていたおじさんが立ち上がり、準備を始める。
おかみさんとお客さんが話しをしているなかで、そのおじさんをマスター、と呼んでいた。
マスターはかけられる言葉に頷いたり微笑んだりするけど、自分からは言葉を発さず、物静かながらもあたたかい存在感のあるその様子は、いかにもひっそりと営む名喫茶店の『マスター』といった感じだった。
ふと、あ、今日って憧れていたあのシチュエーション「雨の寒い日に喫茶店」じゃないか…!と、図らずも夢が叶った事に気付いた。
運ばれてきたウィンナーコーヒーのクリームがすごくおいしくて、思わずスプーンですくって食べた。
いよいよやってきたふたつのホットケーキは、余計な装飾がひとつもなくとってもシンプルで、まさにホットケーキ!!といったかんじ。
重ねられた1枚1枚に厚みがあって、でも柔らかくて本当においしい。
3人で分けてあっとゆうまに完食をした。
別のお客さんが頼んでいたナポリタン、おかみさんがマスターの隣で手際よく調理していて、ものくごくいいにおい。
店内は、徐々に人が増えて来た。
揃って上下グレーのスウェット姿の若いカップルが来て、すかさずおかみさんが「こんにちは〜この前はありがとうね。おいしくてすぐ食べちゃった。マスターもわたしもお酒は飲むけど甘いのも好きで」と声をかけ、夫婦は「よかったですー」と微笑んでいた。
近所の馴染みの夫婦なのかな、よく見てないけどずいぶん若くみえるふたり。
チャーハンひとつと、ホットケーキを分け合って食べていた。
後からおひとりさまの男性が2人ずつ、ホットケーキが運ばれてくるととても嬉しそうにしてた。
高架下のトンネルにされている落書きみたいなシールがいっぱい貼られたノートパソコンを広げている丸メガネヒゲのお兄さんは、グラスにオレンジの刺さったオレンジジュースを飲んでいた。
この喫茶店で出されているものはどれも本当においしそう。
ごちそうさま、と喫茶店を後にしお買い物へ。
途中、妹の体調があまりよくなかったので、早めに解散した。
具合がわるい時の妹が、頼るように🌸ちゃんの腕をごく自然なしぐさで取った時、ふたりの信頼関係が見えて、とても良いな、と思った。
2017年3月26日 日曜日の日記より。
(この日記を読み返して、とても個人的に好きな感じだったので、一部を変えつつ、そのまま載せてみました)