街で受け取るメッセージについて
気がついたらカレンダーは6月、そして今日はもう9日で、いつのまにか関東甲信は梅雨入りをしている。
つい先日までは、相変わらず元気もやる気もあまり出ないまま、とにかく眠くて眠くて、エネルギー消耗を最小限に抑える省電力モードのように、日々を過ごしていた。
もちろん、そんなわたしの状態には全く関係なく、季節は順調に進んでいた。
それでも繰り返す暗中模索と、寄り添っててくれた家族・友人・恩人たちのおかげで、3回に1回は「ま、こんな時もある」と、今の自分を肯定できるようになってきたと思う。
ちなみに暗中模索の様子はこちら
そんな中、今年ご縁をいただいた憧れのセラピストさん達のお力添えで、直近の具体的な目標とそれに向けた行動がある程度定まった。
実は5月の初旬頃から浮上していた目標だったが、自分の低エネルギー状態も相まって、なかなか決定に踏み出せずにいたのだが、今月に入って、とうとう本格始動を決意することとなった。
いや、決意する、と書いたが、実際は「わあ~…そうか、本当にやるのか…」といった、決意にも満たない頼りないものだったと思う。
そんなことをぐるぐる考えながら歩いていると、とある通りで、シャッターに大きく描かれた鮮やかな彩りのグラフィティが、ふと目に飛び込んできた。
水色の背景に、白抜きのアルファベットがまるで飛び出してくるかのような赤色の影で縁取られたアルファベットたち。
それを読んでみると…
DAIJŌBU
何気なく流し見で通り過ぎてしまったが、目にした文字をもう一回頭の中で読んでみる。
DAIJŌBU
だいじょーぶ
大丈夫 !
不安や心配でいっぱいになっていた頭の中に、突如飛び込んできた鮮やかで力強いそのメッセージに、なんだかちょっと笑ってしまった。
少し気が抜けて、なんだ、そっか、大丈夫なのか、と根拠のない安心感が湧いてくる。
久しぶりに街で遭遇する、なんか良かった一期一会だった。
それから不思議と、少しずつ、気分が上向きになっているのを、感じている。