早起きしたら三文の徳だったについて
ひさしぶりに5:30に起きた。
部屋を暗いままにしておくと二度寝をしてしまいそうだったので、シャッターを開けるとまるで冷蔵庫の中みたいなひんやりとした空気が部屋に入ってくる。
寒!と思いながらも、まだ暗い空にたくさんの星と、中でもひときわ光を放っている星が目に入ってきて、窓を開けたまま口を開けてしばらく眺めてしまった。
星の光の放射がまるでうにの棘みたいになっていて、コンタクトもメガネもしていない視力が低いぼやけた状態で見ているので、余計に際立って見えていた。
金星だろうか?
こんなにまぶしい星を見たのはおそらく初めてだったので、感動してしばらく冷たい空気にさらされながら眺めていた。
しかし、うにの棘って。
なんかロマンティックに欠ける例えだな。
クリスマスのオーナメントみたいな…とかそういう発想はないのかな、と後から思った。
6時を過ぎてもまだ外は暗い。
あとから偶然知ったのだが、冬至から半月後の今ごろが、一番日の出時刻が遅いらしい。
前の会社に勤めていた最後の4年間は、毎日5:30に起きて6:05に出発していたが、冬の朝はこんなに暗かっただろうか?
1年前のことだが、なんだか忘れてしまった。
いや〜しかし、早起きしたらとっても良いものを見れた。
これが三文の徳ってやつか〜と、その日は朝からうきうきしていた。