地味にライフが削られる行為について
人生初のインフルエンザを体験している。
今はすっかり熱が下がってとっても楽になり、でもまだ隔離期間中なので、部屋でぼんやり過ごしている。
発熱中、幸い38度以上の高熱は出なかったが、普段平熱が低いことと、もうここ何年も熱を出していなかったので、わりとつらかった。
何がつらいかってまず眠れないこと。
インフルエンザと判明する前の晩は、寝付けても頭の中で自分がずーっと喋ってるような感覚があり、脳が常にフル回転しているみたいで、すぐ目が覚めてしまう。
ろくに眠れず朝一で病院に行くも、インフルエンザの検査するには経過日数が足らないので夕方出直すことになり、家で寝て待とうとするも、喉の炎症で気道が狭まり息苦しくて眠れない。
どうせ眠れないなら…とスマホでSNSなどを眺めてみたが、すぐにしんどくなって見るのをやめた。
自分で何かを考えて投稿するのではなく、ただ「眺めているだけ」でもこんなに消耗するとはびっくりした。
自分が普段「眺めているだけ」と思っていたこの行為も、実はバックグラウンドで脳が情報処理をせっせとしていて、ある程度の労力が必要とされることなんだなあ、と実感した。
健康なときは、たくさんあるライフゲージが少しだけ削られても、ほとんど気がつかないのだ。
たまに理由のわからない不調が訪れるときがあるが、まさかこれの積み重ねが原因だったりする場合もあったりして…?
今度からは、普段から、そして特に疲れているときは、スマホと距離を置く時間を積極的に取り入れてみようかな、と思ったのだった。
窓を少し開けて眺める外は、とっても天気が良く気持ちが良い。
いいな〜外行きたいな〜外ってこんなに魅力的で良いところだっけ?ぽかぽかの太陽を背中に受けながら散歩したいよ〜!
今年の体調不良はもうこれでおさめよう。
年始から、健康のありがたみをよ〜く実感できた体験であった。