駅員さんの茄子栽培について
最寄りの沿線のとある駅で、茄子を栽培しているらしい。
もう何十年もこの沿線を使っているのに、初めて気がついた。
駅のホームの一部が花壇になっていて、雑草が生い茂っている箇所もあれば、整地をして何かを育てている箇所もある。
なぜ茄子だけ気がついたかというと、ちょうどその年、うちでも茄子の苗を買って植えたばかりだったからだ。
その駅の茄子は大きく育っていて、きちんと支柱で支えられている。
うわぁ〜ここの駅員さんがみんなで世話しているのかな?!たくさんなったらみんなで分けて持ち帰ったりしてるのかな、えーそれ良いな〜!!と勝手に想像してニコニコしてしまった。
それから毎年の夏、その駅を通過するたび、茄子の様子を見るようになった。
ある時、新入社員風の若い駅員さんと、ベテラン風の駅員さんが、茄子の花壇の前に並んで立って、楽しそうに話しながら笑っていた。
なんていう癒しのスポット…
わたしのなかでサンクチュアリ認定がおりた。
もしわたしが駅員さんになったら、絶対あそこの駅で、茄子を世話しながら働きたい。