なんか良かった

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お菓子作りについて

いつかテレビで、チュートリアルの徳井さんが「むしゃくしゃした時にお菓子作りをする」と言っていた。

 

わたしもわりとお菓子作りが好きで、たまに思い立っては作ったりしていたが、その発想はめちゃくちゃ納得できた。

 

持論として、製菓はスポーツだ。

 

クリームチーズのかたまりを砂糖と合わせて、滑らかになるまで混ぜる。

冬とか室温の低いときは、クリームチーズがとてもかたくて、なかなか柔らかくならない。かなり手こずる。

さらに小麦粉を加えて、たまごを何回かに分けて、ダマにならないようにひたすらに混ぜる。混ぜる。混ぜる。

 

滑らかになる頃には、筋トレをしたかのように腕がぶるぶると震えて、ムキムキになりそうだ。

 

悩みの真っ只中にいた2016年〜2017年、思えばやたらと製菓スポーツをしていた。

 

一晩でチョコのカップケーキとさつまいも蒸しパンを作り、またその週末にはレアチーズケーキを冷蔵庫で冷やして、かたわらオーブンでベイクドチーズケーキを焼く。

チョコチップクッキーの焼き上がりを待ちながら、ひたすらパウンドケーキの生地を泡立て器でかき混ぜる。

 

むしゃくしゃしすぎだろ。

 

めでたくその悩みから抜けた今、そう思うと笑ってしまう。

 

でも、製菓スポーツのあかつきには、完成したケーキにナイフを入れてその断面を眺めて悦に入ったり、焼きたてほやほやや、冷蔵庫で一晩寝かせた食べごろを味わえるご褒美が待っているのだ。

もちろん一人では食べきれないのでおすそ分けして、喜んでもらえたり。

 

そして一番は運動をした後のような、充実感。

 

きっかけはどうあれ。

 

製菓スポーツはなんか良いのだ。