年末年始を積極的に感じるについて
昔から、年末年始が大好きだった。
大晦日の夜とお正月の朝は、ツンと刺すように冷たい空気が澄んでいて、頭の中が冴えたようになる。
途端に彩度が上がったようにいろんなものが鮮やかに見えて、特別な感じがする。
たとえこの1年が踏んだり蹴ったりの散々な年だったとしても、年末年始というシステムが強制的に切り替えをもたらしてくれて、来年こそは良い年にするぞ!とまた希望を抱くことができる。
ところが、年々、年末年始の特別感を感じづらくなっている気がする。
年内ぎりぎりまで働いて、やっと冬休みだ〜と肩の力を抜くと、もうすでに大晦日が目の前に迫っている。
そして気がつくと、すでにお正月で、お雑煮を食べているのだ。
年末年始がただの普通の日になるのはいやだ!
あの特別な雰囲気を、また感じたい。
なので今年は積極的に年末年始を感じていこうと思い、その第一弾として、今年一年のがんばりを労う「今年もお疲れさま会」を開催。
眺めの良いところで贅沢がしたいぞ~!ということで、ホテルのアフタヌーンティーに行ってきた。
マンダリンオリエンタル東京の38階。
竹で作られた金色のツリーがかわいかった🎄
あと、ロビーにおいてあるソファのクッションが、みんなねこの耳みたいにとんがりメイキングされててかわいい。
平らになったクッションは、コンシェルジュの方の手により、またねこ耳になっていた。
写真を撮り忘れてしまったので、イラストで。
大きな窓の目の前の席。
山頂に雪化粧した富士山(らしき)山も見えた。
この写真にもビルの奥の中央にかなりうっすらと映っている。
カメラを持ってくれば良かったな。
アフタヌーンティといえば、これ!ケーキスタンド!!
なんでだろう…これを見ると一気にテンションがあがります。
お茶とスコーンはおかわりし放題、とのことでもっとテンションがあがる。
(スコーンの写真撮り忘れた!)
席に着いたとき、ケチャップとマスタード?と思った手前の小皿は、スコーン用のいちごジャムとレモンジャムでした。
この季節限定でりんごジャムも味見できるぞ!
一番下のお食事コーナー。
きゅうりのクリスマスツリーサンドはぜひ真似したいかわいさ!
一番手前のは「なんだろうタコ?」と言いながら食べたら、おいし~~い伊勢海老でした。
金箔が乗ったチョコレートみたいにつやつやなのは、鶏に赤ワインソースがコーティングされたもの。
これ…本当にぜーんぶおいしかった…!!
真ん中の甘いコーナー。
キャンドルを模しているマカロンとパウンドケーキ。
芯と炎の部分もチョコでできているので、全部おいしく食べられるぞ!
最上階のコーナー。
ツリーの形をしたモンブランと、チョコムース、スパイシークッキーに真っ赤なケーキ!
チョコムースはもみの木の部分をプラリネで固定してあって、おいしかった~。
プラリネ大好き。
白いリボンに真っ赤なプレゼントの箱など、あらゆるところにクリスマス感が仕掛けられていて、本当にツボを心得ているな~と感動しっぱなし。
かわいいし、おいしいし、景色も良いし、一年のしめくくりに素晴らしい場だった。
しかし、年末年始を感じるはずが、年末年始というよりクリスマス感をがっつりと堪能したのだった。