ミントをもりもり育てていた時のことについて
2年前にミントを育てていた。
5年くらい前は部屋で小さい観葉植物をたくさん育てたりしていたのだが、ねこと一緒に暮らすようになってから部屋に置けなくなってしまったので、それ以来植物からは少し遠ざかっていた。
うちのねこは土と葉っぱが大好きで、植木鉢を見つけると、土を掘り返したり葉っぱを千切ったりしてしまうのだ。でもそこもかわいい。
なので今度は室内ではなく、ベランダでも育てられるハーブにしてみた。
なぜミントにしたかというと、ハーブに関する知識がほぼなかったので、ハーブといえばミントかな、といった感じで選んだのだった。
形から入る方なので、さっそくハーブの本を買って読むと、初心者には種からより苗の植え付けからの方がやりやすい、とあったのでそうすることにした。
しかしいざ苗を購入しようにも、なぜか近所のお花屋さん、ホームセンターにミントの苗が売っていない。
確か4月の終わりごろだったので、植え付けの時期でもあるのに…。
出先や、地元の沿線で見ても、どうしてもその時は縁がなかったので、とうとうミント育てたい欲が我慢しきれず、種を買うことにした!
なぜこんなに陰影のある写真に…
その頃通ってた会社の福利厚生の一環で、隣接ホームセンターの商品が10%オフで買えたので、ゴールデンウィーク前の会社帰りに、うきうきと土やネットや小石を買ったのだが、通勤片道1時間半、めちゃくちゃ重かったのを覚えている。
2017年5月4日 種まき
本を見ながら、鉢底にネットを敷いて、小石をしいて、苦労して運んできた土を入れる。
土のにおいをかぐと、どうしても幼稚園の時の芋ほり大会を思い出す…。
ちなみに写真にちらっと写っている緑色のスコップは、幼稚園でもらったもので、我が家は異様に物持ちがよくいまだ現役である。
ジョウロがないので、ペットボトル+ジョウロキャップで水やり
2017年5月14日 ミントの苗と出会う
めったに行かない方面のららぽーとで、ミントの苗を発見。
もう種まきしちゃったけど、発芽しなかったら悲しいし、せっかくなので、お迎えしてみた。
2017年5月22日 苗の新しい葉っぱが出てくる
2017年5月27日 種まきミントに変化が…!
最初見たとき「え、苔生えた!?」と思ったが、なんと発芽だった!やったー!!
苗ミントはすくすく順調に育っている。
こんなところからもにょきにょき
新しい葉っぱが出てきたので、初めての摘心。
これらを摘むことによって、ミントがさらに枝分かれして、枝も葉っぱも増えるらしい。
せっかくなので、飾ってみる。
ちなみにこれ、ラムネ菓子の容器と、霧吹きの瓶なんだけど、なんかかわいい。
2017年6月2日 すごい増えてる
芽がところせましに生えてくる。
苗もどんどんモサモサに…。
ありとあらゆるところから飛び出してくる。
2017年6月10日 ミントもりもりランド
そろそろ剪定した方が良いんだけど、この勢いになんだか怖気づいてしまう。
こんなにすくすく育ってくれると、とてもうれしい。
2017年6月17日 お気に入りのペットボトルジョウロ
丸い水のしずく。
キリンの晴れと水という商品のペットボトルの形がかわいくて、水を入れて太陽の光に当たるととてもきれいだったので、とてもお気に入り。
ひとりだったので、苦労して水やりしながら写真を撮る。
種まき組も葉っぱが大きくなってくる。
剪定してもまだまだ、狭そう。
影がかわいい。
代々木公園のうら?の雑貨屋さんで出会った良いジョウロ。
ずっと、これだ!という良いジョウロを探していたので、うれしい!
2017年7月2日 ミントたちの成長はまだまだ止まらない――――!
種まき組もこんなに立派になりました。
種まき組の初めての摘心。
苗組もこんなにビックバンしております。
おわりに ミントの生命力はすごい
残っている写真はここまでだが、この後も苗組種組ともに、もりもりと育ち続け、ちょっと切り戻しをさぼると花がさいたりもして、冬の初めごろまでとてもずっと元気だった。
一回真夏に、申し訳ないことに水をやり忘れてカラカラにしてしまい、ごめんよごめんよ~と半泣きでお水をたくさんあげたのだが、そしたらまたなんてことなかったかのように元気に復活したので、その強い生命力に感動した。
真冬には枯れて枝状になってしまうのだが、種組はヘタ…となってしまったので、枯れて倒れた苗を全部取り払った。
植木鉢と土はそのまま放置していたのだが、なんと翌年の2018年3月、種組の植木鉢から新たな芽が出て勝手に育っていた。
そんなに手をかけていないのに、相変わらずぐんぐん育っていた。
やはり冬の初めごろに枯れてしまったが、今年もまた芽が出てくると良いなぁ、と期待している。
春が恋しくなるについて
2年前の、2017年4月に撮った写真を見ていたら、とたんに春が恋しくなった。
特段に春が好き!という訳でもないのだが、寒い冬から暖かい春へ移り変わる兆しがほんの少しでも感じられると、思わずヤッター!と走り出したくなる。
春に浮かれた人たちが出現するのは、こんな気持ちからなのだろうか…とふと思った。
そういえば、2017年の春はわたしにとって特別だった。
ずーっと囚われていた執着と決着をつけて、決別を果たした時期だ。
今日眺めていたのは、その決別から程なくして、妹とおでかけしながら撮った写真。
当時のわたしがどんな気持ちで居たか、想像はできるが、もうはっきりとは思い出せない。
能天気に、春はいいなぁ、とその時撮った写真たちを眺めることができる今に至ったことは、とても希望があることだと思う。
厄除けでお世話になった西新井大師にあったきれいなお花
所変わって新宿御苑。妹と、この写真なんかあの世っぽい!とざわついたのを覚えている。
この時、周りに人がいっぱい居たのに、この瞬間だけなぜか誰もいなかった。
大温室のバナナの葉っぱがとても大好きで、その大きさにいつも感動するんだけど、写真だとそれがうまく写せなくてくやしい。
ふさふさ。
でっかいなぁ…。
地面がなぞの模様に。
なんか丸いものがモコモコ集まってる…。
池の絵を描いているおじいさん。
池の表面、フォトショップのフィルタ加工したみたいな感じになってる。
都庁の展望台にもいきました。
高いところは良いね。
なんだかよく分かんないんだけど、この写真とっても好きだなぁ。
こうして見てみると、日差しが明るくやわらかで、緑がいきいきとしていて、改めて春が恋しくなる。
冬が来て、そして春が来る、ということは、いろいろな意味を込めて、やっぱりとても希望にあふれていることだなぁ、とわたしは思う。
長瀞の宝登山神社へ行ってきたについて
参拝するに至り、とてもおもしろい経緯をたどってきたので、記しておく。
まずはその前日の6日、とあるセミナーにひとり参加していた。
お隣同士で二人一組になって行うワークがあり、私はお隣の女性と組み、楽しく過ごした。
その延長で、セミナー終了後にその女性とおしゃべりをしていると、なんと、おうちの最寄駅が一緒なことが判明。
歳は少し離れているが、とても気さくで温かい方だったので、初めましてでも楽しく、帰りがけにお茶をした。
その時に、その女性がご友人と毎月1回、神社仏閣を参拝されていて、ちょうど翌日にその予定を控えていると話してくれた。
私も神社仏閣は大好きなのでそうを伝えると、では明日ご一緒にいかがですか?と誘ってくれたのが、翌日の長瀞の宝登山神社参拝だった。
すこしふしぎな話をすると、2019年1月6日は部分日食を伴なう山羊座の新月だった。
山羊座は、堅実、伝統、神社仏閣に縁のあるサイン。
このタイミングで神社参拝のお誘いが…!!と、そのご縁とシンクロニシティにとてもどきどきした。
正直、ほんの少しの不安があったが、思い切って飛び込んでみることにした。
そして帰宅して、母に「長瀞に行ってくるね」と翌日の予定を告げると、またまたびっくりなことが。
母曰く「長瀞は、お父さんとデートして、その帰りにプロポーズされたんだよ」
この話は初めて聞いたので、また新たなご縁が発覚。
母の「あの出不精なお父さんが長瀞まで行ったの、今思うとすごいよね(笑)」という言葉にとても納得しながら、少しでも何かが違っていたらわたしは生まれていないんだもんなーと、その確率を思うと少し気が遠くなった。
そして翌日10時現地集合にて、2度目ましての方と初めましての方と、ちょっと不思議なメンバーで長瀞の宝登山神社参拝をした。
初めましての方は、突然現れた私を温かく受け入れてくれて、かつ参加の経緯を聞いて「おしとやかそうに見えて実はとてもアクティブなのね」とおもしろがってくれて、安心した。
この日はとてもよく晴れていて、本当に気持ちの良い日だった。
この日撮った写真も、光の具合がとても好きな感じだ。
わたしは、割と晴れ女である。
お二人によると「私たちが二人の時はいつも曇りや土砂降りや濃霧だから、今日は落ち着かないわ」と笑っていた。
下るごとに人がいなくなり、とうとう一車両独り占め状態に
長瀞駅。駅前の観光案内所では、ブラタモリの長瀞回が流されていた
顔出し看板だと思ったら違った
ザ 氷
でっかい!
参道の途中にある竹林。日本昔話みたい
上り 下り の字が力強い
太陽の光と、木々の影が本当にきれい。
あの雲、魚っぽい!と思って撮った
あの雲、カニだ~!!と思って撮った
光に向かって、今にも走り出しそう。
スポットライトみたいな光の元に宮司さん。
間違えてシャッター切って撮れた写真だけど、光がとてもきれいでなんか消せなかった
縁結び 相生乃松 確かになんか似ててパートナーっぽい
長瀞サル劇場は臨時休業
かっこいいかき氷の機械
参拝後は、お昼においしいお蕎麦を食べて解散。
背中がぽかぽかと温かい電車でゆっくりうとうと帰宅して、それでもまだ外は明るい。
部屋でのんびり写真を見返しながら、なんだか夢のような時間だったなぁ、と思った。
長崎旅行について その4・九十九島編
長崎旅行について その4・九十九島編 始まります。
ちなみに1と2と3はこちらです。
またもや朝一番のシャトルバスに乗るため、かつ朝食も存分に楽しむためにいそいそと早起き。
その日はそっぷ飯という、お米の上に好きな具を盛り、だしをかけてお茶漬けにして食べるメニューがあり、大喜びでおかわりをした。
ご飯に汁物をかけて食べるの大好き…。
あと、彼杵(そのぎ)茶という、長崎の東彼杵郡東彼杵町で生産されているとってもおいしいお茶と出会った。
水分を取るのがあまり好きではない母だが、彼杵茶のことは異様に気に入り、ごくごくと飲んでいたほどで、お土産で絶対買って帰るぞーと誓うほど、母子でとってもお気に入りとなった。
名のある賞を受賞しているようだが、今までまったく知らなかったのがもったいない。
東京だと、デパートで開催される長崎の物産展や、日本橋にある長崎のアンテナショップでも売っているので、機会があればぜひお勧めしたい。
そんなお世話になった一つ目のホテルとも今日でお別れ。
まずは荷物を預けるべく、2つ目の宿泊先、ホテル日航ハウステンボスを目指した。
長崎市内からハウステンボスへはシャトルバスを利用したのだが、バス乗り場を勘違いしていた為、急いで調べなおしたりして、かなり大慌てだった。
それらしきバスの運転手さんに「これはハウステンボスに行きますか!?」とたずねたら「そうですよーもうすぐ出ちゃいますよ~」と教えてくれて、かなりぎりぎりに乗り込んだ。
10時のバスを逃すと次は13時となってしまい、午前中の予定がまるまるつぶれてしまうところだったので、間に合って本当にラッキーだった。
約一時間半、バスに揺られてようやくハウステンボスに到着。
ホテルのフロントで荷物を預かってもらい、今日の午前中の目的地、佐世保市にある九十九島パールシーリゾートへ向かう。
当初はまる一日をハウステンボス観光へあてるつもりだったが、ガイドブックに載っていた「世界で最も美しい湾」とされる九十九島の島々や海がとってもきれいで、急きょ予定に組み込んだのだった。
向かうは、九十九島遊覧船。
ちょうど遊覧船パールクィーンが出航する時間帯に行きついたが、かなり行列ができていたので一本見送り、海賊遊覧船みらいに乗ることにした。
船に乗るのは久しぶりで、きれいな海とともにテンションがかなり上がりたくさんシャッターを切ったが、後で整理してみると、なんだか似たような写真がいっぱいだった。
以降、そんなような写真が続きますが、お付き合いいただけますと幸いです。
出航していく船。なんだか紙テープを投げたくなります。
船の先頭(この先は立ち入り禁止)
左上にある木組みは見晴らし台なのかな。
海面を見ていると酔いそうになります。
あっ船だ!
ひょうたん島?
無人島っぽさ。
海に青空が反射してとってもきれい。
ちょっと不気味な黒い浮き球。
島と島がつながっているところ、歩いてみたい。
きれいな三角の山がみえる△
海面に移る木々のみどりも本当にきれい~
こんな大自然に来てまで、なんとなくディズニーランドの船を思い出した。
こんなにごつごつとした岩場に木がいっぱい生えていてたくましい。
この日も午前中からよく晴れていてとっても暑かったが、海風と、空と海の青や木々のみどりでかなり癒されたのだった。
再びパールシーリゾートにもどると、時刻はお昼過ぎ。
九十九島にある水族館もとっても気になったが、前日、とちゅうでばててしまったことも踏まえて、今日はそんなに予定を詰め込みすぎないことにした。
佐世保市に戻り、タクシーの運転手さんが紹介してくれた長崎ちゃんぽんを食べる。
おじさん激推しのぎょうざはびっくりするど大きく、食べきれない分はパックに詰めてくださった。
次はいよいよ最後の、その5・ハウステンボス編に続きます。
長崎旅行について その3・グラバー園と長崎市内編
2018年に撮った写真を眺めていたら、長崎旅行記が未完であることを思い出した。
その2のペンギン水族館編で情熱を燃やしすぎてしまい、まるですべてをやりきったかのような気持ちになっていた。
まだまだ撮った写真はいっぱいあって、お気に入りもたくさんなので、引き続きどんどん載せていこうと思う。
ちなみに1と2はこちらです。
長崎旅行をしたのは去年の8月で、光が強く影の濃い写真たちを編集している途中、テレビのニュースで大雪の映像が流れており、それを見たとたん今の季節がよくわからなくなり、一瞬脳がバグったようだった。
午後の予定は、大浦天主堂→グラバー園→オランダ坂→出島周辺→眼鏡橋→稲佐山展望台と、こんな感じだ。
午後12時。見てくださいこの影の短さと濃さ。本ッ当に暑かった!!!!
この日は路面電車の一日乗車券を買ってみたのだが、かなり大正解だった。
普段なら余裕で歩ける距離も、炎天下ではそれがかなわず、路面電車様にはかなりお世話になった。
言い訳として、ここまでの坂道にまったく日影がなく、見返したらこんな写真しか撮れてなかったほど、もう本当に暑くて頭がぼんやりとしていた。
おまけに、わんさか居た元気いっぱいの外国人観光客とともにこの階段を登っていく力もなく、遠くから眺めておわりにしてしまったので、ぜひまた訪れたいと思っている。
ひげと帽子のマークがかわいい。
あそこのベンチに座ったら、遠火でこんがり上手に焼けました~!になりそうだ…。
空が広くて景色が良い~!
フラットなエスカレーターでぐんぐん登っていきます。
海だー!
亀(石像)だー!
グラバーさんのおうちだー!
かわいいかごバッグが置いてあるなぁ。
しましまだ。
おうちに温室があっていいなあ。
グラバー園を見て思ったのだが、長崎ではいろんなものが発祥していた。
長崎ちゃんぽん発祥の地、テニスコート発祥の地、西洋料理発祥の地…。
自分が小学生だったら、これを自由研究のテーマにできそうだと思った。
本来ならこの後、オランダ坂周辺と出島周辺の長崎水辺の森公園などを散策する予定だったが、あまりにも暑くて予定変更。
路面電車で出島までゆき、遅いお昼をとることにした。
出島でお昼ごはん
サーモンといくら丼。とっっってもおいしかったです!!!
長崎に行ったらおいしいものたくさん食べよう!と意気込んでいたのだが、先述の通り熱中症対策のポカリスエット大量摂取でまったくお腹が空かず、これがこの日食べた唯一のおいしいものとなったのだった。
感動のあまり近づきすぎてサーモンにしかピントが合っていない。
おお~眼鏡だ!〇-〇
この眼鏡橋、川の近くの通路へ下りていけるのだが、上の写真の通り、道幅は狭くて柵も無いため、人とすれ違う時はかなりこわい。
カップルが真ん中の飛び石のところを通り、楽しそうに写真を取り合っていたが、わたしにはそんな勇気は無かったのだった。
稲佐山山頂展望台
時刻は18:30頃。まだ全然、日は暮れていない。
炎天下を一日中歩きまわりくたくたになった我々は、展望台の屋上ですわってぼんやり待つことに。
19時少し前。月が見える。この日は満月の一日前。
世界新三大夜景の一つ、長崎の夜景を見ようと、日が暮れるにつれ人がどんどん集まってきた。
ブルーアワーとってもきれい。
長崎の夜景は本当にきれいだった。
色とりどりのネオンが少なく、金と銀の光がメインになっており、宝石みたいで上品なきらきらだ。
ぜひ、実際にご覧になることをお勧めします!
途中、展望台から葉加瀬太郎さん作曲の「長崎夜曲」が流れ、曲に合わせ山頂の3本のアンテナがライトアップされて、とてもすてきだった…。
曲を提供しているなんてまったく知らなかったので、こんな場面で葉加瀬太郎さんのバイオリンを聴けるなんてかなり感動した。
夜景を堪能して展望台を下りたところ、出口すぐのところからも夜景はしっかり見えた。
そこには人だかりはできておらず、かなりの穴場スポットだった。
そして柵の下に通りすがる猫を発見してテンションが上がる。
海があって、緑もあって、夜景はきれいで、猫もいて、長崎なんていいところなんだろう…。
ホテルに帰って、足元をみると、見事なサンダル焼けができていた。
その4・九十九島編につづきます。
これから失われる景色たちについて
晴海埠頭と晴海客船ターミナルの廃止、解体が正式に決まったらしい。
ただ調べてみると、2017年にそう決まっただけで、ではいつ取り壊すのか、などの具体的な日程はどうも未定であるようだ。
晴海客船ターミナルはわたしにとって、おたく時代全盛期の思い出がいっぱいの場所だ。
かつて晴海客船ターミナルではコスプレイベントが毎週のように行われていた。(今でも稀に”懐かしのあの場所!”として開催することもあるようだ)
そして、わたしはその世代ではないが、もっと前には、今東京ビッグサイトで開催されているコミックマーケットが、晴海で開催されていたらしい。
いわゆるおたくの聖地である。
わたしがレイヤー(コスプレイヤー、コスプレをする人のこと)としてもりもり活動していた頃は、今のようにスタジオ撮影があまり盛んではなかったので、よくこの晴海イベントに参加をしていた。
東京駅から出ている晴海行きのバスは、何やら長いものがはみ出したカートを持ったお嬢さん達でいつもいっぱいだった。
ちなみにデートスポットとしても有名な場所だが、過去にデートで訪れたことは、たったの1度しかない。
そんな思い出いっぱいのおたく青春の地がなくなってしまうなんて、本当にさみしい。
今年2018年の9月、レイヤー仲間でもある妹と、かの青春の地―晴海を訪れた。
以降、当事者にしかわからないような感傷がバンバン出てきますが、そうでない方はどうぞ写真だけでも見て、晴海の空気とおたくという異文化を楽しんでいただけたら幸いです。
展望台
懐かしい…!
展望台に向かうエレベーターやその通路。
雨で外に出られないから暗いのに仕方なくここであの写真を撮ったよね!?と話しながら、なんとなくその時の空気や、窓ガラスを滑る雨粒の画像が次々と頭に浮かんでくる。
この中で一番懐かしかったのは、鎖と南京錠の写真。
当時は、妹と二人で力を合わせてニコンの一眼レフを買ったばっかりで、写真へのテンションがとにかく上がっていて、あの南京錠をかっこよく撮りたい!と試行錯誤していたことを強烈に覚えている。
3階送迎デッキ
下手するともう7年とか8年とか10年前(!)のことになるので記憶は曖昧だったが、話をしながらうろうろしていると、徐々にいろいろな事がよみがえってくる…!
ここで並んで入場待ちしたよね、とかあのホールで着替えをしたよね、とか。
でも、ここで何々のこうゆう写真を撮ったよね、とかの記憶は写真という媒体で残っているせいか、わりと鮮明に頭に残ってるものだった。
2階エントランス
個人的に晴海といえば、2階エントランスの階段(大)と階段(小)!
「うわぁ~The晴海だぁ~!」
と、大いにはしゃぎながら、しゃがみ込んでターミナルホールのあおり写真を撮る姉妹の姿は当時そのまま。
幸い、デッキには観光客もほとんどおらず、自由にのびのびと回顧できて楽しかった。
この日、晴海から出航される予定の外国人の方がたくさんおり、メインラウンジではみんな思い思いにすごしているようだった。
ふと、貼られているスケジュールを見ると…。
(今気が付いたが、日付が間違っている。この日は9月16日である)
14:30に手荷物チェックして…夜中の1:00に出発…!?
そのスケジュールのゆっくりさにかなり驚いた。
晴海客船ターミナルには飲食店もないし(あるにはあるがこの日は閉まっていた)、その周辺にも時間をつぶせるようなお店はまったく見当たらない。
こんな膨大な時間をどうやって過ごせば…?と何故か自分たちが心配してしまった。
さっき3階のホールの椅子で眠っているおじさんを見かけたが、 なるほど、そういうわけだったのか。
船旅というのは時間をたっぷりと贅沢に使う旅なんだなぁ…と一つ、知らない世界を知れたのだった。
臨港広場
この辺りは、当時コスプレイベント用に開放されていなかったのか、あまり足を運んだことがなかった。
たくさんのウミネコが居てびっくりした。
乗降客コンコース
1枚目左手にあるホールで、コミケは開催されていたのかなぁ~と思いをはせる。
コンコースから下を覗くと、こちらは先ほどを上回る数の、とにかくたくさんのウミネコがいた。
ウミネコはずらーっと横に並んで、寝たり、歩き回ったり、じっとしていたり、飛び立ったり、わざわざ密集度の高い地域に降り立ったり、なんだか見ていて飽きなかった。
ぼんやりとウミネコたちを眺めていたら、結構な時間がたっていたほどだ。
そうだ、船の出発までの時間は、ウミネコを眺めて過ごすことをお勧めする。
おわりに
晴海客船ターミナルの周辺には、大きな建物の骨組みがたくさんできており、ちゃくちゃくと工事が進んでいるようだ。
改めて写真を見返して、こうして記事にみると、晴海客船ターミナルがなくなってしまうのは本当にさびしく感じる。
これで最後、とは言わず、今後まだあるうちに再びでかけてみようと思った。
ちなみにこの日撮った展望台の写真と、2016年に訪れた時に撮った写真の構図が似ていてびっくりした。
「W」の位置とか、右側中段にある窓枠の中に入ってる東京タワーの位置はほぼ同じ。
人の趣味やセンスというのはそう変わらないものなんだぁと思ったのだった。
長崎旅行について その2・ペンギン水族館編
鳥類の中でも、特にペンギンが大好きだ。
長崎市内観光の計画を立てるとき、ガイドブックの地図帳をながめていたら「長崎ペンギン水族館」という文字が飛び込んできた。
水族館の名称にペンギンの名が冠されているとは、ただ事じゃない!
即、検索をかけ調べてみると、長崎ペンギン水族館には9種類のペンギンが飼育されており、その飼育種類の多さは世界で一番らしい。
(ちなみに地球上に生息するペンギンの種類は18種類とのこと)
これは行くしかない…!!
ペンギン水族館へは、県営バスだと長崎駅から30分くらいとのこと。
…が、いきなりバス乗り場がわからず、アワアワうろうろしてしまった。
3つくらいバス停があって、ありとあらゆる行先のバスが次々と到着して、乗客たちは一列ではなく広くまばらに待っていて、目的のバスが来たらみんなそれぞれふわっと乗っていく…。
ほんのひと時だったので間違った認識かもしれないが、そんな印象だった。
そんなこんなで長崎ペンギン水族館に到着。
ペンギンがわっかになってぐるぐる回るマークがとってもかわいい。
旗の色褪せ具合に歴史を感じる。
三色のペンギンが歓迎してくれているぞ!
ほんの少し感じるドンキホーテっぽさ。
君はアバちゃんっていうんだね。
入り口に飾ってあったペンギンたち。Suicaのペンギンがいるぞ!
ちなにみ入場料は、おとな510円だった。
510円で世界一のペンギン飼育数を誇る水族館に入れてしまうなんて…!
近い!さっそく目線いただきました。
ヒゲペンギンさん。近くに寄って来てポーズをとってくれた。なんてかわいいんだ…。
じっとこちらを見ている…。
まだ見てる…。
ちなみにこの写真を人に見せると、必ず「これ本物のペンギン?置物?」と聞かれる。
ペンギンを思う存分に眺めて、時刻は午前10時。
ふれあいペンギンビーチの時間だ!!
ふれあいペンギンビーチとは、ペンギンが飼育エリアから海を目指してお散歩し、ビーチで泳ぐ姿を見ることができるスペシャルなイベントなのだ!
選ばれしお散歩メンバーのペンギンたち。出発が待ち遠しい。
わー!!
みんな海を目指して一目散に歩いている!
休憩タイムをはさみつつ、ビーチに到着!
海まであと少し!
うお~!
到着~!!
なんだこの素晴らしいイベントは…。
ふれあいペンギンビーチの余韻をかみしめつつも、次なるスペシャルイベント、ペンギンの餌やり体験(!!)に参加するために館内に戻る。
なんとペンギンの飼育ヤードの中に入り、バケツ1杯分の餌をペンギンに直接あげることができるのだ!
しかも参加料金は1組100円(30組限定)。
一体どういうことなんだ…こんな素晴らしいイベントを100円で体験させてもらえるなんて…。
ドキドキしながら列に並び、魚が入ったバケツを飼育員さんから手渡される。
前に並んでいる子供に飼育員さんが「中に入るとペンギンが一斉に寄ってくるけど、怖がらなくて大丈夫だよ~。滑るから急に走ったりしないでね」と説明していた。
ペンギンが一斉に寄ってくる…?
なんて夢のような出来事なんだ。
(ちなみに、飼育ヤードの中では転ばないように必死で、残念ながら写真はありません)
でも30組もいるから、お腹いっぱいになってしまったペンギンたちが寄ってこない…なんてことはないんだろうか…と心配をしつつ、いざ、順番が回ってきて中に入ると、飼育員さんの言葉のとおり、ペンギンが足元にワーッ!と寄ってきた!!
しかもみんな上を向いてわたし(が持っている魚)を見ている!
餌の魚を差し出すと、我先にと口を大きく開いてさらに近寄ってくるペンギンたち。
飼育員さんの「魚は上から手を放してあげてくださいね~近すぎると噛まれますよ~」の説明通り、自分のおなかあたりの高さで魚から手を放すと、ペンギンたちは落ちてくる魚を必死にキャッチし、みんな器用に必ず頭のほうから食べている。
魚のしっぽのほうから食べると、しっぽの近くにあるトゲのような部分が刺さってしまうからだそうだ。
ペンギンの中でもやはり、食いしん坊な奴と、押しが強いやつ、やや控えめなやつがいておもしろい。
みんな均等に魚をあげたいな、と思いつつも、同じような背丈と模様のペンギンたちがわらわらともみくちゃになっているので、ちょっと難しかった。
しかし…なんてかわいいんだ…。
バケツの中の魚も残り少なくなり、ああ…あと少しでこの至福の時が終わってしまう…と、名残惜しくペンギンたちを眺めていたら、なんと、その時に、一羽のペンギンに足を踏まれた!!
指先が出ているサンダルを履いていたので、ペタッとした、少ししめった感触がした。
ペンギンに、足を、踏まれた…!!
水族館に勤めペンギン飼育担当にならない限り、この日本で普通に生きていて、ペンギンに足を踏まれる機会なんて、そうあるものじゃない。
なんというか…めちゃくちゃ嬉しかった。
2018年の良いことランキング上位、むしろ1位に食い込んでもおかしくない。
餌やり体験を終え、館内を存分に堪能して、ペンギン水族館をあとにしつつも、その出来事を何度も何度もかみしめていた。
ありがとうアバちゃん…長崎ペンギン水族館は最高だったよ…!!!!
その3・グラバー園編につづきます。
長崎ペンギン水族館 | 長崎市にある水族館です。ペンギンの種類は日本一です。
長崎ペンギン水族館 ( Nagasaki Penguin Aquarium )
〒851-0121 長崎県長崎市宿町3番地16 TEL:095-838-3131