満たされるについて
好きな人たちと会ったり、とても良いおでかけをすると、とても楽しくて、心が満たされる。
家に帰って、自分の部屋で一息ついたとき、あぁ楽しかったなぁ…と今日の出来事を思い返していると、心地よい疲労感と包みこまれるような眠気がじわじわと湧いてきて、ものすごい幸福感でいっぱいになってくる。
足りないものは、なにもない。
まさに、満たされた状態だ。
人生の終幕のときは、こんな気持ちでありたい、と思う。
この究極の状態に至るのは、結構むずかしく、めったにない。
まず心地よい疲労感、包まれるような眠気であること、そしてそれらを伴う幸福感があること。
どれが強すぎても弱すぎてもだめで、それぞれが絶妙なバランスで揃うとき、その至福の時間は訪れるのだ。
これを意識し始めてから、まだその状態には3回しか至ったことがない。
この満たされた状態を、これから先もたくさん味わいたい。
そして、こんな気持ちで幕を引けるような、人生を歩みたいと思うのだ。