耳栓を導入してみたについて
生活に耳栓を導入してみた。
どうやら自分は、五感の中でいちばん聴覚をメインに使っていて、いちばん過敏なようだった。
確かにむかしから大きな音が苦手だったし、ちょっとした物音ですぐ目を覚ましてしまう親泣かせの赤ちゃんだったらしい。
今でも、電車の警笛や爆音で通り過ぎるバイクには体が硬直するし、寝る時に隣の部屋でブツブツガタガタされると気になって眠れなくなってしまう。
最初は眠るときのケアアイテムとして、耳栓を導入したが、その恩恵をいちばんに感じたのは「電車での使用」だった。
音に敏感だと、声が大きな人だけではなく、声質や話し方だけでも、それが自分に合わないものだと、かなりぐったりしてしまうのだ。
電車で、ああやっと座れた、と思ったら、乗り込んできた元気すぎるアラフィフ女子たちに囲まれてしまったり、隣に座った大学生男子の喋り方や声の出し方が自分にとって合わなかったりたりすると、目的の駅に降りる頃にはなにもしていないのにエネルギーが消耗している。
静かにしてほしいと願っても通じるはずもなく、そして喋り方や声質の話になると、それはもう自分に合わないというだけで、本当に仕方ないことだ。
席や車両を移るのが賢明とわかっていながらも、疲れていてようやく座れたときはどうしても腰が重くなってしまい、じっと我慢しては余計に疲れていたが、ある日、耳栓を持ち歩いてみよう、と思い立った。
結果、めちゃくちゃ快適だった…!!
そこまで質の良い耳栓ではないので完全に外界の音をシャットアウト!と言う訳にはいかないが、テレビのボリュームをグッと下げたようにまわりの音が小さく聴こえて、かつ車内アナウンスなどは普通に聞こえるので、かなりちょうど良かった。
そして電車を降りて歩いているときの、自分の心持ちの違いに驚く。
エネルギーをほとんど消耗せずに元気なのだ!
これを発見したときはとても嬉しかった。
前の会社に勤めていた頃は、行き帰り合計3時間の通勤にかなりのストレスを感じていたので、本当にあの頃の自分に教えてあげたい…。
そして電車だけではなく、ひとりでのんびりしたいときのカフェやレストランなどでも、心強い味方になってくれそうだ。
耳栓でのケアについては、武田友紀さん著の「繊細さんの本」という本で得た情報だ。
この本は、自己紹介の時でも触れたが、自分がHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/人一倍敏感な人)であることを知ったきっかけになった本だ。
とても分かりやすくて、とても優しい本だったので、改めてブログでも紹介したいな、と思っている。