いろいろすっきり片付けられたことについて
部屋の片付けがしたくてたまらない。
ここのところ、特にこれといった大きな理由はないが、些細な色々なことのつみ重ねで、心がもやもやとすることが往々にしてあり、そのもやもやを晴らしたい…すっきりしたい!!という思いの矛先が、部屋の整理整頓へ向いたのだった。
その情熱(?)の甲斐があってか、いろいろすっきり片付けることができたので、その記録をしてみようと思う。
今までストレスだったのが、部屋に置いてある折り畳み式のミニテーブルの上がごちゃつくこと。
日々ちょくちょく使うためハンドクリームやリップクリームを常時置きっぱなしにし、もらった化粧品サンプルや、シュレッダーしそびれているクレジットカードの明細表、保管しそびれた医療機関の領収証、これから手続きに行くための書類など……ありとあらゆるものが常にテーブル上を占領していた。
ゆっくりお茶を飲みたくてもポットとマグカップすら置ける場所もなく、当然書き物をしたくてもそんなスペースは望めない。
思い立ってテーブル上を片付けたとしても、定位置のないアイテムだったり、時一置きのつもりがずっと放置されているものばかりなので、時間が経つとまたいつも通り、ごちゃごちゃの状態に戻っているのだ。
テーブルとして使いたいときに使えないこと、そして部屋にいる限りそれらが常に目に入っていくることが、とてもストレスになっていた。
そこでいったんテーブルの上に溜まっているものたちをすべて下して、ジャンル分けをしてみた。
定位置がないアイテム(作ってもすぐ使うのでしまわなくなる場合もあり)
- ハンドクリームやリップクリーム
- 携帯用ほこり取り
一時置きのつもりがずっと放置されているもの
- もらった化粧品サンプル
- シュレッダーしそびれている書類
- 保管しそびれている領収証類
- 近々する手続きに必要な書類など
- 手続きが完了した書類
- いつか行こうと思っているお店の割引券
- 使い終わったメモ帳
- イベントや外出先でもらったパンフレット等
心のどこかで(定位置がないアイテムをつい置いちゃうだけだから、収納場所を決めれば何とかなるだろう)…なんて思っていたが、ふたを開けてみると上記のとおり、時一置きのつもりがずっと放置されているものばっかりだった。
定位置のないアイテムは、全体の1/3にも満たない程度だった。
対策
もらった化粧品サンプル
- いつか旅行やお泊りで使うかも…と思って貯めていたけど、その「いつか」の頻度は今のところとても低いので、メイクボックスに入れて日常的にどんどん使うことにした。
シュレッダーしそびれている書類/保管しそびれている領収証類/手続きが完了した書類/イベントや外出先でもらったパンフレット等
- 所定の行き場所があるので、すぐにそこへ移す!1日以上放置しない!
使い終わったメモ帳
- 中身を確認して、保管か破棄かすぐに決める。今回は、料理レシピがメモされているものだったので、レシピ本と一緒に保管することにした。
近々する手続きに必要な書類など
いつか行こうと思っているお店の割引券/ハンドクリーム/携帯用ほこり取り
- テーブルの下に「一時置き・迷いカゴ」を設置してその中に入れた。しばらく置いてみて、出番がずっと無いだったら、思い切って処分するというルールを決めた。
リップクリーム
- これは毎日頻繁に使うので、テーブル常駐OKにした。
これらの 対策をとってから、今のところミニテーブルの上はきれいな状態を保つことができている。
本来なら当たり前のことだが、お茶セットやおやつを置いてゆっくりしたり、さっと書き物ができることに感動した。
次に気になっていたのは、クローゼットの中のごちゃごちゃ。
漫画や本、DVD、CDなどが収まったスライド式大容量本棚がふたつもドーンと鎮座していて、これらをせめて1つの本棚に収まるだけに減らしたいと思いながらも、愛着(執着?)もあり、なかなか手放すことができずにいた。
そこまで頻繁に見たり読んだりはしないけど、ふと見返したくなる時がくるかもしれない。
そんな時のために、漫画や本を自分で電子化すること(通称、自炊というらしい)を考えていろいろと調べてみたが、自宅でするにはスキャナーや断裁機を揃えるなど、初期投資にそれなりの金額と、電子化作業自体にかなりの時間がかかる。
電子化代行してくれる業者もあるようだが、そういう商売は法に触れる可能性もあるらしい。
自炊機材が揃ったレンタルスペースもあるようだが、何種類、何十巻もある漫画や本たちを持って行って、作業して、また帰ってくることを考えると、あまり現実的じゃない。
そんなことをうんうん考えているうちに、だんだんと面倒くさくなってきて、物に対する執着も薄れてきた。
いつしかすっきりしたい欲はそれらを大きく上回り、以下のことを決意したのだった。
本当に大好きなタイトルともう手に入らなそうなものだけ残し、電子書籍が存在するものは、どうしても読み返したくなったら買えばいんだから、全部手放そう!
段ボール箱にして7箱分、宅配買取で買い取ってもらい、晴れて1つの本棚に収めることができるようになった。
えもいわれぬすっきり感。
いつもは目に入らないクローゼットの中でも、そしてそれらが好きで集めて保管していたものでも、こんなにも「物がある」ということに重圧があったんだなぁ、と実感する。
この調子で、どんどん片付けを進めていたところ、「もう何年も出していないけど、捨てるのは忍びないもの」たちが詰められたパンドラの箱に行き当たった。
これらは今までの度重なる片付けから生き残ってきて、今度こそ捨てるぞ!と意気込んでふたを開けるものの、写真や手紙、昔ファンだったバンドのグッズ、大好きな映画・舞台のパンフレットが目に飛び込んでくるたびその決心は鈍り、途方にくれながらそっとふたをして、再び天袋に戻されてきた強者たちだ。
本棚整理で勢いづいた今回、昔ファンだったバンドのグッズをとうとう手放すことができたが、やはりそれ以外に手を付けることができなかった。
写真や手紙がかなりのスペースを占領していて、取り出して見返すことはほぼ無いが、それらはもう2度と手に入らないものなので、捨ててしまうのが躊躇われる。
どうしたものか…と、写真整理について調べていると、現像した写真をスマホのカメラでスキャンして保存できるアプリにたどり着いた。
さっそくアプリをダウンロードしながら、アルバムからすべての写真を取り出していく。
すべて束ねると3cm厚くらいになったが、その中で残すもの残さないものを取捨選択していくと、結局のところは47枚になったのだった。
地道に、かつアプリがさくさくと動くおかげで、その作業はすんなりと終わり、長らくパンドラの箱に常駐していたアルバム三冊とその中身をすべて手放すことができたのだった。
整理しようと手を入れて中身を出すものの、捨てるに捨てられず途方に暮れるため、開けてはいけないパンドラの箱的な存在だったが、文明の利器を使えばなんとかなるかもしれない!
まだ手紙や思い出のパンフレット類は残っているが、今回のことで希望が見えてきたのだった。
部屋がすっきりしてくると、なんだか心まですっきりしてくるような気がする。
今回、念願だった本棚を1つにすることができ、空になった本棚を手放す予定だったが、少しだけ行き場のないアイテムたちが出てきてしまったので、今回は手放さずにそれらを仮置きすることにした。
もう一つ大きな収納として4段ラックがあるので、そこにあるもう不要なものを減らして、仮置きしたものと統合し、ひとまとめにできるようにしたいと思っている。
まだまだもっとすっきりしたいので、ちょうどくる長いゴールデンウィークに楽しんでやろうと思う。
もちろん、ものを手放すことばかりではなくて、手放したものの多さを忘れず、本当に必要なものの見極め、ものを増やす、手に入れることに対してもっと慎重になり、今まで学んだことを生かして、よくよく向きあっていこうと思っている。