マイナスな感情を受け入れるについて
今までずっと、頭のなかにはあったけど、口に出すのは躊躇うようなマイナス感情を伴う言葉があった。
それを誰かに打ち明けたいという欲求はなくて、むしろ「自分はなんてことを思っているんだ」と自分を戒め、そんな風には思ってはいけない、そんな感情を持つことはいけないことだ、と避難するような気持ちから、隠していたくもあったかもしれない。
きっと口にした途端、自分を責めてしまうことは目に見えていた。
だけどこの前、今まで誰にも言わなかったこの感情を、おもわず吐露する場面が訪れた。
それは意外なほどにするりと吐き出されて、でもやっぱり自分がその感情を言葉にして口にした重さは確かにあった。
あーついに言っちゃったな…、と思ったけれど、あとから気がついたことがあった。
今まで「ダメダメダメそんなこと言うなんてダメ!」と自分に非難と我慢と制限を強いていたのを、誰かの耳に届くように外に放つことを許可したことで、その思いを持つこと自体を肯定、認めてあげることが出来たということなのではないだろうか。
もちろん、言葉は一度口にすると、無かったことにできないほど重いものであることも、決して忘れてはいけないが。
マイナスの感情は持ってて良い。
消そうともしなくていいし、ただあることを認めればいい。
今までそのことは知っていたけど、具体的にはどうゆうことなのか、実感できずにいた。
だけど、今回、もしかしてこういうことなのかなぁ、と腑に落ちたような気がしたのだ。
きっと今までだったら、その言葉を口に出した自分を責めて、落ち込んでいたと思う。
自分をありのままに受け入れる第一歩として、この思考にたどり着けたことが、なんだか嬉しかった。