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自分以外の人の悩みや問題を、さも自分のことのように背負いがちなことについて

自分以外の人の悩みや問題を、さも自分のことのように背負いがちだ。

近ければ近いほど、好きであれば好きなほど、それは顕著になる。

ある程度、影響されるのは仕方ないと思う。

だけど、自分以外の人の問題を自分の問題のように悩んでいると、良かれと思いあれこれ何から何までアドバイスしたくなって、自分の問題かのように解決しようとしはじめて、次第に相手を思い通りにコントロールしようとしだすことに気がついた。

相手もやることなすことああだこうだと口出しされるものだから、何かの決断をするたびに私に伺いを立てたり、問題の一部を本当に預けてしまおうか、と思い始める。

 

それはあまり良い関係であるとは思えない。

 

近しくて、好きだからこそ、良い方向へ向かって欲しい、という発端の思いは認めつつ、こういった形で相手をコントロールしようとしている自分に気がついたら、こうつぶやいてみることにした。

 

「あなたの問題はあなたに任せます」

 

すると、背負いこんでいたものから一旦離れて、少し気持ちが軽くなるような気がするのだ。

 

それでも気づいたらまた自ら背負いこんだ自分以外の人の問題について考えはじめていたりするので、もう一回つぶやいてみる。

 

自分の問題と思っていたことと、相手を思い通りにコントロールしたいという気持ちと一旦距離を置いて手放すことができれば、相手が助けを求めてきたら手を差し伸べよう、という見守る体制と、本来の自分のポジションを取り戻せるように思う。

 

改めて、他人を思い通りにコントロールしたい、という思いに囚われることがいかに多いか、気づかされる。

他人を思い通りにコントロールするのは不可能だ。

そして自分を変える方が、当然コントロール権が自分にあるので断然簡単だし、早いのに、なんだかこっちの方が難しいことのように感じるのはふしぎだ。

ここから解放されれば生きるのが大分楽になりそうだが、まだしばらくは試行錯誤を繰り返して、身を以て知っていくことが必要そうだと思った。