なんか良かった

日々のなんか良かったポイントを貯めています

損すると思ってたことが、実は得なことだったについて

今回は、今まで自分が、できれば人に見せたくないな、隠したいな、と思ってた部分も、少し書いてみようと思う。

なんか書いてみても良いかな、と思ったので。

 

好きじゃない人に優しくすることや、あからさまに売られたケンカから逃げることは、自分にとって「損」「マイナスである」という認識が今まであった。

好きな人たちにはいくら優しくしてもそうは思わないが、相手が好きじゃない人だと、自分が削られていく気がしたのだ。

売られたケンカだって、向けられた悪意(と解釈したもの)に背を見せることは、相手の思うツボ、相手に良い気分を与えてしまうことだと思ったので、噛みつき返してやらなければ自分の気が済まないところがあった。

 

だけど、今までそれらに則った行動をしてきてみて、気持ちの良い結果を迎えられたことは無い。

自分から望んで、好きじゃない人には優しさを見せず、自分から進んで、売られたケンカを買っているのにも関わらず。

 

今、これを書きながら「いや、そりゃそうだろ」と思う自分がいるが、当時はそれに疑問すら抱かず、単に好まざる者たちと関わったからもたらされる結果なんだ、と認識していたと思う。

 

ある時、ぎりぎりまで我慢したがとうとう抑えられずに売られたケンカを買った出来事があって、そのあと一日中そのことや気分を引きずってしまったことがあった。

起こった出来事の一部始終を頭の中でエンドレスに再生して、怒りを追体験して、自己嫌悪を感じたり、もやもやもやもや。

あまりにも感情が乱れてしまったので、取得したばかりのセルフセラピーで、自分をケアすることにしたのだ。

 

その時に初めて、気がついて、意識したことがあった。

 

それは、自分のした行動に、傷ついたり、ダメージを受けている自分が居ること。

 

そうか、攻撃性を露わにした自分に、怒りを抑えきれなかった自分に、冷淡な自分に、相手を傷つけたかもしれない自分に、ショックを受けていたのか。

 

自己嫌悪に陥ったことは何度もあったけど、それは自分で自分を裁いているからであって

こんな風に、自分に寄り添ってみることは、考えてみると、今まで目を向けたことのない部分だった。

 

 

それに気がついたら不思議なことに、また好きじゃない人と関わらねばならない場面と、八つ当たり的にケンカを売ってくる人が、わたしの前に現れたのだった。

一瞬、なんなの〜と嫌になりかけたけど、そのすぐあとに「あれ、もしかしてこれってテストなのかな」という閃きがあった。

 

「ついこの前、他人に攻撃的になることで、同時に自分をも攻撃してダメージを受けていることを学びましたね。

さあ、ここで問題です。

今、あなたの前に、好きじゃない人と、なんだか知らないけどケンカを売ってくる人が現れました。

あなたは、どんな行動をとりますか?

学んだことを、実際にどう活かせますか?

また、そうすることで、結果はどう変わるでしょうでしょうか?」

 

…みたいな感じだな、と。

 

もう、他人を攻撃して、傷つけて、自分も傷ついて、自分を責める、そんなのは御免だった。

 

なので、まずは好きじゃない人に対して過剰な反応はしない。

だけどそれと同時に我慢もしない。

関わることにまぁ抵抗はあったけど、優しくも冷たくもなく、中立を意識して、やるべきことをやる。

次に、立ち向かう理由もないケンカや感情をぶつけてくる人とは、勝負しない。

少しでもおかしい、と不穏さを察知したら、その場から去る。

逃げる、というより、相手の世界の登場人物にならないこと。

もしくは自分の世界の登場人物にさせない。

さっとフェードアウトする。

 

そういう答えを示してみた。

 

そうしたら、世界は全然違った。

まず、気分が良い。

好きじゃない相手やケンカを売ってくる相手にも、冷静に対応できる自分、やるじゃん、と思った。

自己嫌悪のかけらもない。

そして相手との摩擦も起きない。

損をする!と思っていたが、全く損していない。

損どころか、得してる。

むしろ得しかしてない。

びっくりした。

 

この頃、自分を大切にすることや、誰かがどう思うかではなくて、自分がどう思うか、に焦点を当てて生きてきたと思っていたのに、

激しい感情ばかりに目がいってしまって、相手の損得とか、相手がどう思うかで行動を決めていたようだった。

 

決して忍耐や我慢のススメでもなく、大人になりきれない短気な面を裁くのでもなく、

 

やっぱり、大事なのは、自分がどう感じるか。

闇も光も抱えているけど、それで良くて

そのうえで、どっちを選んで、どんな自分でありたいかどうか。

 

それが自分とって大事なことなんだ!と、発見できたのが、最近のすごく良かったである。

 

 

ちなみに、誤解を恐れず書くぞ!と思って書いたけど、やっぱり誤解はこわいので書きます。

この記事を読んで、すごく好戦的な性格なのね〜ともしかしたら思われるかもしれませんが、ケンカを売られたり買ったりはごく稀なことです。レアイベントです。

ほんとですよ。

 

おわり。