なんか良かった

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どんな感情でも受けとめるについて

悲しいとか苦しいとかつらいとかいわゆるネガティブな感情をなるべく見ないようにするほうが楽だと、たぶん心のどこかで思っていた。

うわ、いやだな〜〜〜と感じても

心臓がどきどきして体が強張っても

本当は悲しくて、怒りが湧いてきても


「大丈夫、大丈夫、わたしは何も感じていない」


深呼吸をしてそれらを無かったことにすれば、ネガティブな感情に襲われて落ちこむこともない。

ネガティブな感情から目をそらせば一時的には楽になれる。


ネガティブな感情に限らず広く言うのであれば確かに見なくて済むものなら直視してわざわざ疲労することはないと思う。

だけど自分が感じたことに関しては見ないふりしたり抑えこむのはあまり良い方法でないと、ようやく実感を伴って学んだ気がする。

それを続けているとネガティブな感情以外のものも感じにくくなってしまうからだ。


自分のうれしいとか好きとか楽しいとかもよくわからなくなってくる。

あらゆるものへの興味も薄れてくる。

結果、何もする気が起きなくなる。

何かしたいと思っても、そのためのエネルギーが不足していると感じる。


なんでこんなにやる気が出ないんだろう?

やろうと思っているのになんでできないんだろう?

多分そうやって自分を責め始める。


そして自分が何が好きだったのか、しまいには自分が何者だったのかよくわからなくなる。

それはなかなか抜け出せなくなるし、とってもつらい。


つい最近またちょっとそんな感じになりかけた。

以前の経験と大切な友だちがゆっくりじっくり話を聴いてくれたおかげで、自分がからっぽになる前にそれを思い出すことができた。

 

たとえどんな感情であっても自分がそう感じたなら、感じたものはもう仕方ない。

感じたからには、わたしはそう感じるんだねえと、どんな感情でも受けとめる。

やっとちょっとずつわかってきた気がした。